2025.03.28

弘済会大阪支部推薦論文が日教弘教育賞で最優秀賞を受賞!

弘済会大阪支部推薦論文が日教弘教育賞で最優秀賞を受賞!
「中学校区一体で取り組む不登校対応~小学校教員を中軸にすえることに焦点をあてて~」
                                                                                     服部 倫子 先生(堺市立深井小学校校長)執筆

2024年度「日教弘教育賞」(文部科学省後援)で、大阪支部推薦論文「中学校区一体で取り組む不登校対応~小学校教員を中軸にすえることに焦点をあてて~」(堺市立深井小学校校長 服部倫子先生)が最優秀賞を受賞しました。全国から2600点の論文の応募がある中で最高位を受賞できたこと、ひいては大阪の教育実践を高く評価いただいたことを、大阪支部として本当に嬉しく誇らしく思います。

3月19日(水)にグランドヒル市ヶ谷(東京都内)にて表彰式が開催されました。
日本教育公務員弘済会 鈴木 岐 理事長の主催者挨拶、ジブラルタ生命保険株式会社 添田 毅司 社長の来賓挨拶につづき、選考委員長の田村 学 氏(文部科学省初等中等教育局主任視学官)より審査講評をいただきました。

「全国各支部から提出された数多くの論文に教職員の皆様の熱意、子どもたちの息づかいを感じ取ることができました。…最優秀賞を受賞された堺市立深井小学校の服部先生の論文は、重要な教育課題である不登校の問題に向き合い、多くの学校の参考になる内容でした。…論文の執筆は『行為の言語化』であり、自らの行為の認識・自覚を通じて、執筆者だけでなく他者の再現も可能となります。ぜひ多くの人の実践に広げていっていただきたいと思います。」

さらに研究紹介として、執筆者の服部校長先生と、実践者の古谷緑先生から発表が行われました。校区の小中学校が「学校郡」として連携を深める中、校長のマネジメントのもと、小学校籍の加配教員を中心に不登校の課題に取り組み、確実に成果を上げている様子が報告されました。大変明解で分かりやすいプレゼンテーションを通して、参加した全国各支部の役員とともに研究成果を共有することができました。

弘済会大阪支部として、大阪の教育・研究実践の支援とともに、「教育実践研究論文」の取り組みを通じて、優れた実践の掘り起こしと発信に取り組んでまいります。

*2024年度「教育研究集録」(弘済会大阪支部)は弘済会大阪支部HPにPDFデータをアップロードしています。上記論文は、大阪支部では「優秀賞」を受賞、P40~43に掲載しています。
https://www.kyoukou.or.jp/research_thesis/#result